シックハウス症候群について

 

・空気質問題の背景
IAQ(Indoor Air Quality)室内空気質は、20年ほど前から北米や北欧を中心に関心を集め、
シックビルディング、あるいはシックハウスという、病気の原因となる建物が社会問題となった。
日本でも10年ほど前から気蜜化に伴って室内の空気質を不安視する声が高まり、
数年前から大きな社会問題となった。

 

・科学物質過敏症との遭遇
欧米ではビルの環境から始まったのに対して、日本では住宅が直接的な空気質問題の舞台になった。
人体への影響のメカニズムは、これまでのアレルギー疾患と同様、人体の免疫機構の障害で
あると言われているが、原因とその影響があいまいなところが他の疾患と異なるところである。
その疾患は化学物質過敏症と呼ばれ、近年眼科の医師によって、瞳孔検査などによる診断方法が
確立しつつあるが、原因物質の特定には至ってない。
専門家によれば、10人に1人程度の割合で影響が現れ、そのうちのまた10人に1人程度に自覚症状が
現れる。そしてまた、そのうちの10人に1人が化学物質過敏症を発病するのではないかと言われている。
結果的に1/1000くらいのオーダーで、リスクは0.1%程度ということになる。
建築の世界では99.9%と言えば大丈夫と考えがちであるが、病気の発生率としては極めて高い割合である。
年間数棟建てている建設業者が、今まで建てた家ではみんな元気に住んでいる、といったところで、
いつ冒頭のような事態に遭遇するかわからないのである。

 

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